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東伏見稲荷神社
東伏見駅は、元々は上保谷駅という名称でした。
まだ鉄道も開通していない大正14年頃、西武鉄道が早稲田大学を
誘致するために土地約2,500坪を寄付したのがはじまりです。
昭和2年上保谷駅が開業 開業と同時に駅近辺で分譲地が販売されました。
次に西武鉄道が行ったのは、伏見稲荷神社の歓請。
東伏見稲荷神社には西武鉄道所有の約7,000坪の土地を無償貸与。
移転にかかる費用の一部を負担しました。
(土地の坪単価・参考)
東伏見駅周辺の現在の平均坪単価 約109万円
寄付した土地2,500坪×109万円=27億2500万円(現在の価格)
開業してから2年たった昭和4年、東伏見稲荷神社の設立に伴って
上保谷駅を東伏見駅に改名しました。
東伏見稲荷神社がたまたまあったから駅名を「東伏見駅」にしたの
ではなく、実は全て西武鉄道が上保谷を開発するために仕組んだ事なのです。
仕組んだというのは言い方が悪いですが、西武鉄道の涙ぐましい
努力もあって上保谷エリアがどんどん栄えていきました。
そんな東伏見駅のルーツでもある東伏見稲荷神社で、今日はなにやら行われています。
ドンッ、ドンドンドドン。太鼓の音が聞こえます。
東伏見稲荷神社に人がたくさんいるみたいです。
仕事中にも関わらず、ちょっと気になったので寄り道してみました。
入り口には【秋季大祭】と書かれています。
【秋季大祭】とは春の農作物の豊作(五穀豊穣)をお祈りするお祭りに対し、
神様のお恵みを感謝(神恩感謝)申し上げるお祭りです。
境内の舞台では、神様のお恵みを感謝する舞いのようなものが行われています。
朱色の本殿が境内の緑に映えて美しく、とても心安らぎます。
本殿裏側には18か所の末社があり、それらをお参りするのが「お塚参り」
綺麗に並んでいない赤い鳥居がまた雰囲気があるんです。
まるで「千と千尋の神隠し」のような世界です。一度見たら頭から離れない光景です。
丁寧に1カ所ずつ参拝することで、運気が良くなり、願いが叶うと言われています。
私は仕事中だったので、丁寧に参拝できませんでしたが、みなさんは
機会があったら丁寧に1か所ずつ参拝してみてください。
☆東伏見稲荷神社でお塚参りする際に、覚えておきたい3つのポイント☆
1、18カ所全ての末社をお参りする。
2、同じお社を2度拝んではいけない。
3、願いごとを伝える時に1字も間違えてはいけない。
こんなルールがあるそうです