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縄文から未来に続く東伏見~下野谷遺跡~
東伏見南口のロータリーの真ん中に、西東京市の国史跡「下野谷遺跡」のキャラクター
「しーた」と「のーや」などのモニュメントがあります。
モニュメントは、高さ約1Mの台座の上に23㎝~35㎝のブロンズ像が立てられています。
台座には縄文中期の下野谷村の歴史などを紹介する音声ガイドが内蔵され、手回し発電すると、
日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語で対応しています。
台座の説明書きの抜粋になりますが、
国史跡「下野谷遺跡」とは、縄文時代中期(4000~5000年前)の集落跡で、
南関東では傑出した規模と内容を誇り、2015年に国史跡に指定されました。
縄文時代の典型的なムラが複数存在し、石神井川流域の拠点である集落であったと
考えられています。
遺跡の保護のため、一部は下野谷遺跡公園として整備されています。
まっすぐ南に向かうと、やがて石神井川が見えてきます。
下野谷橋です。
秋の風を感じられるこの頃、川沿いをお散歩したくなりますね。
橋を渡ってすぐ右に、「下野谷遺跡」への案内看板があります。
階段を上ってみると、広い公園が目に入ります。
当時、集落には、土坑(お墓と考えられる穴)群のある広場を囲むように、
住居跡や掘立柱建物(倉庫などと考えられる建物)群などが並ぶ形で構成されており、
縄文時代中期の典型的な「環状集落」という構造をしていたそうです。
石神井川流域の拠点となる集落だったと考えられていますが、現在その一部は、
下野谷遺跡公園として整備され、地下に遺跡が保護されています。
都市化の進んだ市街地に、縄文時代の大集落がほぼ全域残されていることは非常のまれで、
遺跡の規模も大きく内容も豊かであることから、平成27年に未来に残すべき貴重な文化遺産として、
下野谷遺跡公園を中心とした西集落の一部が国の史跡に指定されたそうです。
東伏見駅より、徒歩数分です。
少し涼しくなってきたので、一度来てみて、縄文時代を感じてみませんか?